命にかかわらない頭痛とそうではない頭痛 2
こんにちは(*´ω`)
ひまわり整骨院の内田です。
お盆の辺りからずーーーっと天候が悪く梅雨の再来!?って思わせるような空模様でしたが、やっとお天気も安定してきて気持ちのいい日が続いてますね!(^^)!
今回は前回の続きになり、命にかかわる頭痛のお話になります。
1 くも膜下出血
脳は、一番外側の硬膜、くも膜、内側の軟膜という3層の脳膜に覆われています。
くも膜と軟膜の隙間には、太い動脈があり、この部分の動脈が破れて出血した状態がくも膜下出血になります。
症状:突然、強い頭痛が起こってよくならない
経験したことがないほど激烈な頭痛
頭を金属バットで殴られたような痛み
どんどん強くなる頭痛。などが挙げられます。
くも膜下出血の前兆症状
血圧が激しく上昇・下降し、頭痛はそれほど強くない場合もあります。視力低下、めまい、吐き気や嘔吐、意識低下などありますが
前兆症状はしばらくすると消え、その後でくも膜下出血を起こします。前兆症状があったら、すぐに収まってしまった場合もできるだけ早く医療機関へ受診してください。
2 脳動脈解離(のうどうみゃくかいり)
脳動脈の解離とは、椎骨動脈という脳の後方へ行く血管にできることが非常に多く、急性に後頭部の比較的強い痛みを生じます。
脳動脈解離は40歳前後の男性の発症が多く、頭痛の症状からは片頭痛や後頭神経痛などと区別することは困難でなのでMRI検査で明らかになることがあります。大抵は何事もなく数ヶ月で回復しますが、動脈瘤や血管の狭窄をきたし、まれにくも膜下出血や脳梗塞を起こすことが知られています。
3 脳腫瘍
脳腫瘍による頭痛は、突然に起こることはあまりなく、数ヶ月から数週間かけて徐々に強くなっていくことがあります。
症状:頭痛は朝方に強くなることが多く、頭痛で目覚めたり、起きてしばらくすると改善することがあります。
頭痛に手足のシビレやマヒ、眼の見えにくさ、けいれんなどの神経症状を伴うときは、CTあるいはMRI検査をしてください。
また、脳ドックなどで偶然に脳腫瘍がみつかることもあります。
脳腫瘍がすべて悪性のものということはありません。
良性の脳腫瘍の場合、手術せずに経過を見ることもあります。
手術が必要な場合、適切な治療を受ければ元の生活に戻れることも多いので、気になる症状があれば早めに受診することが重要です。
・突然の頭痛
・今までに経験したことのない頭痛
・いつもと様子の異なる頭痛
・頻度と程度が増していく頭痛
・50歳以降に初発の頭痛
・神経脱落症状を有する頭痛
・癌や免疫不全の病態を有する患者の頭痛
・精神症状を有する患者の頭痛
頭痛が、いつもの頭痛であったり、以前にもあった頭痛であるなら、それは「こわくない頭痛」だと思われます。
しかし、今までなかったような頭痛や、だんだん強くなるような頭痛であれば、もしかすると危険な「こわい頭痛」かも知れません。
そのような場合は、脳神経外科、神経内科など専門医のいる病院やクリニックでの診察をお勧めします。
いかがでしたか?
頭痛の種類も多数ありご自身での判断では難しいこともあります。
もし「この頭痛大丈夫かなぁ…」と心配であれば当院や医療機関にご相談していただけたらと思います(*´ω`)
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ひまわり整骨院
柔道整復師 内田吉隆 河合貴史
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