こんにちは!ひまわり整骨院の河合です。
夏の暑さも徐々におさまってきて秋らしさを肌で感じるようになりました。
季節の変わり目は体調を崩しやすい…というのはよく耳にするかと思いますが、肩こりもそういった時期になりやすいものの1つです。
今回は、意外と知っているようで知らない肩こりについて紹介していきます。
実は肩こりは正式な病名ではありません。首の後ろから肩、背中にかけてのこり、痛み、頭痛や吐き気といった不快な症状の総称です。
「僧帽筋」「頭半棘筋」「頭・頚板状筋」「肩甲挙筋」「棘上筋」「小菱形筋」「大菱形筋」などが関係しています。
首や肩の関節は、体の中で最も可動域が大きく、また重たい頭部と腕を支えているため、常に緊張を強いられています。
緊張が続くと筋肉が疲れて疲労物質がたまり硬くなります。それが血管を圧迫して血液の循環を悪くしたり、末梢神経を傷つけたりして、こりや傷みを起こします。また、血行不良になると、筋肉に十分な酸素や栄養が供給されず、筋肉に疲労がたまって、ますます筋肉が硬くなってしまいます。
首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、なで肩、連続して長時間同じ姿勢をとること、ショルダーバッグ、冷房などが原因になりやすいです。
また、貧血、低血圧、高血圧などの症状があるときは肩こりを起こしやすくなります
※ただし、他の病気の症状として肩こりになる場合もあるので気を付けましょう。
特に以下の場合は一度病院などで診察してもらうことをおすすめします。
1.体を動かすときに息切れしやすくなった場合は、狭心症や心筋梗塞の可能性があります。これらの病気の場合、心臓の痛み以外に関連痛といって、肩など心臓とは別の場所に症状を起こすことが少なくありません。特に、肩こりを突然感じて突然消える場合や、胸の締めつけ感を伴う場合は要注意です。
2.目の奥の違和感、頭が重く感じる症状や吐き気、頭痛がある場合は、脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)の可能性があります。脳の血管にできたこぶが周りの神経を圧迫するため、こうした症状や肩こりが生じます。
3.舌に歯形がついている場合は、無意識に上下の歯をかみしめ続けてしまう歯列接触癖の可能性があります。かむ筋肉などが疲労することで、肩こりが生じることがあります。
4.上まぶたが黒目の真ん中あたりまでかかっている場合は、加齢や長期間のハードコンタクトレンズの使用によって、上まぶたを引き上げる筋力が低下してまぶたが下がる眼瞼下垂(がんけんかすい)の可能性があります。この病気は、中高年に多く、視界を確保するために無理にまぶたを開けようとしたり、首を反らしたりするために肩こりが起こりやすくなります。
「頭痛」「めまい」「吐き気」「集中力低下」「目の疲れ」「倦怠感」「腕や手のしびれ」などがあります。
筋肉の疲労による肩こりは血行を良くすることで解消できます。
入浴の際に浴槽やシャワーで肩や首をよく温めることが、一番手軽な方法です。また、ストレッチも効果的です。気持ちよさがあっても、痛みを感じる場合は伸ばしすぎなので、軽く伸ばすようにしましょう。
また、ストレスをため込まない、目の疲労をとる、バッグをいつも同じ側の肩にかけない、長時間同じ姿勢を続けない、体を冷やさないなどを心掛けると肩こりの予防や症状の軽減につながります。
肩こりは普段の姿勢も大きく影響するため、日頃から正しい姿勢をとるよう心がけましょう。
[予防方法]
・同じ姿勢を長く続けない。
・蒸しタオルなどで肩を温めて筋肉の血行を良くし疲労をとる。
・適度な運動や体操をする。
・入浴し身体を温め、リラックスする。
[治療方法]
・マッサージ療法(筋肉の血流を改善させ、筋緊張をやわらげる)
・温熱療法(蒸しタオル、入浴などで筋緊張をやわらげる)
・運動療法(筋力強化)
・安静
・薬物療法(湿布薬、筋弛緩薬、局所注射など)
たかが肩こり程度と放っておくといつの間にか状態が悪くなってしまうこともあります。なので気になった時はきちんと体のケアをしておきましょう!
体について何か気になる事があれば、いつでもお気軽にひまわり整骨院にご相談下さい!
ひまわり整骨院
浜松市北区引佐町金指1028-1
TEL 053-542-3706
院長 内田吉隆
柔道整復師 河合貴史